第14章 浮光片影·七
天魔歸來浮光片影·六
數百年前、伊吹山の寺院。
數百年前,伊吹山神寺。
【少年茨木童子】
「ご、ごめんなさい、うっかり迷い込んだの……すぐ出ていくから。」
我,我只是誤闖此地……馬上就走。
【神の子】
「ここが寺院だと知って、なぜ出ていく?ここは人々が敬い慕う聖域だ、毎日數え切れないほどの信者が長い旅路に耐えて、神の子の顔を拝むためにやって來る。……」
為何知曉這裏是神寺反倒要走?
世人皆對聖地充滿敬仰,每天都有無數信徒跋山涉水來到此地,只為一睹神子的風采。
……
相手が急に黙ったので、茨木童子は慌てて説明した。
見對方一時沉默,茨木童子急忙解釋道。
【少年茨木童子】
「でも神の子が本當に神の子なら、簡単に姿を現したり、顔を見せたりはしないと思う。」
但若神子是神明所生,想必不會流落人間,輕易被我得見。
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【神の子】
「……」
沈黙が長く続いたせいで、茨木童子は好奇心をそそられ、目の前にいる人をよく観察し始めた……
許是良久的沉默引發了茨木童子的好奇,他擡起頭認真打量着面前人的儀容——
着ているのは間違いなく法衣だが、今まで見てきたどれとも違う。その餘裕溢れる顔といい、一風変わった行動といい、全部彼が考えていた神とはかけ離れている。
雖身着僧袍卻與之前見過的僧侶截然不同,從容不羁的神态,不拘一格的舉止,都與他心中的神大相徑庭。
【少年茨木童子】
「もしかして……神の子なの?」
莫非……你是神子?
【神の子】
「小僧、それは人々が勝手に呼ぶ名前に過ぎん。今日は他人を守ったから神の子と呼ばれている。明日悪を働いたら鬼王と呼ばれるかもしれない。お前は一人で流離の生活を送っている。今日この寺院に來たのは、安息の地を探すためだ。寺院はお前を受け入れた。だから私のことを神の子と呼んでもいいぞ。」
小鬼,神子不過只是世人對我的稱呼。
今日我因庇護他人而被稱為神子,明日或許也能因無惡不作而被喚作鬼王。
你獨自一人流浪,今日來這寺中,是為了尋得一處休憩之地。
神寺收容了你,你便可以稱我為神子。
【少年茨木童子】
「神の子ってただの名前なの?でもやはり鬼王のほうが格好いいよ。僕もいつかあんな風に呼ばれたいんだ。そうだ、ありがとう、神の子様。」
原來神子只是名號嗎?不過還是鬼王聽起來厲害,我将來也要有這樣的名號。
對了,謝謝神子大人。